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2014年3月大学卒業。SEとして地方都市で働く。

「ミッキーのミニー救出大作戦」がこわい

「『アナと雪の女王』を観に行きたい」

と、母が言うので、観に行った。

 

私は以前友達と観に行ったことがあって、

二回目の鑑賞となる。

 

観に行く前に、憂鬱なことがあった。

 

それは、

「ミッキーのミニー救出大作戦」

を再び観なければならないということである。

 

私には、このショートアニメーションが異常に怖い。

内容は単純で、

大きな動物みたいなキャラクターがミニーを誘拐したあと、

ミッキーとその楽しい仲間たちがミニーを取り返すべく、

誘拐犯をコテンパンにやっつける話。

 

大動物(誘拐犯)がミニーを見つけたとき、

ミッキーが、「これはやべえ」と思ったのか、

牛さんを大動物の前におく。

この牛さんはミッキーの楽しい仲間たちのわけだが、

…なんなんこれ?

牛さんが不細工やからそんな扱いすんの?

牛さん友達じゃないの?

子どもたちはキャッキャ笑ってたけども、

牛さんは、お世辞にもかわいいとは言えないキャラ。

美醜で人(キャラクター)を判断するのはよくないでしょう。

 

まあそれからわちゃわちゃして、ミニーが誘拐されてしまい、

そこからミッキーと楽しい仲間たちによる復讐が始まるわけですが、

これが鬼畜なことこの上ない。

 

覚えている限りで、

・空中から地面に激突

・鋤(すき)にお尻刺される

・電線に接触し感電

・はしごに追突(その衝撃で梯子が真っ二つ)

・空中からサボテンの上に着地

・空から車が降ってきて下敷き

 

この一連の流れで十分鬼畜っぷりが発揮されているというのに、

このループを幾度となく繰り返す。

何度も何度も何度も何度も繰り返す。

 

そして、その様子を見ながら、

ミッキーとその仲間たちは大爆笑している。

「551があるときー!」みたいなテンションで大爆笑している。

 

大きな動物をいじめるのって、そんなに面白い?

 

こわいこわいこわいこわい。

 

最終的に、その大きな動物は

ミッキーたちのいる「映像の世界」ではなく

こちらの世界である「舞台(映画館?)」に閉じ込められて終わり。

多分、元の世界には戻れないだろうというこれもまたトラウマエンド。

 

 

もともとデズニーのデフォルメされすぎた不気味な動物の絵が嫌いで、

デズニー映画もそんなに好きではないが、

まさか「アナと雪の女王」のおまけのこんな短編にここまで嫌な気持ちになるとは思わなかった。

 

とはいえ、

同じ映画館にいたたくさんの子供たちは映像を観ながらミッキーみたいなテンションで爆笑していたので、よかったんだろう。

私は、もう、童心を忘れてしまったのかもしれない。